📝 この記事はボリュームがありますので…
気になるところだけでも、目次からピンとくる項目を選んで読んでみてくださいね。
通して読むと、未経験から医療事務を始める道のりがしっかりわかる内容になっています!
第1章|医療事務は無資格・未経験でも働ける?

📌 出典:マイナビキャリアリサーチ
なぜ「未経験OK」の求人が多いの?
病院では、受付や会計などを担当するスタッフが、とても足りていないのが現状です。
そのため、「資格がなくてもOK」「はじめてでも大丈夫」という求人がたくさん出ています。
これは、人と関わる力や、まじめに学ぶ姿勢を大切にしてくれる職場が多いから。
実際に、病院の受付などを担当する「医療事務」は、やさしくて、ていねいに対応できる人がとても必要とされています。
データでもわかる!医療事務のニーズの高さ
厚生労働省の調べでは、医療や介護の仕事では、1人の求職者に対して1.2人以上の求人があることが分かっています(※2024年9月~12月のデータ)。
つまり、「仕事をしたい人」より「スタッフを求めている病院や施設」のほうが多いということです。
だからこそ、「未経験の人でもいいから、やる気のある人を採用したい」と考える病院が増えているのです。
なぜ「人柄」や「意欲」が大切なの?

医療事務は、”患者さんと最初に関わる“病院の顔””ともいえる仕事です。
だからこそ、「資格があるかどうか」よりも、
こういった「中身の部分(人柄)」を大切にしてくれる職場が多いのです。
💡ワンポイントアドバイス
「資格がないから無理かも…」とあきらめないで!
「人の役に立ちたい」「やってみたい」と思う気持ちが、いちばんの強みです。
やる気のある人を応援してくれる病院、意外とたくさんありますよ♪

第2章|医療事務の当直(救急外来)で学んだ2年間のリアル
応募〜採用のきっかけ|「誰かの役に立ちたい」という気持ちから。
医療事務に興味を持ったのは、「誰かの役に立ちたい」「支えになりたい」という気持ちが芽生えたからでした。
前職では、ただ作業をこなすだけの毎日で、「このままでいいのかな」と、ふと立ち止まることが増えていました。
「誰かに必要とされる場所で、自分の力を活かせたら…」——そんな想いが強くなっていたのかもしれません。
そんなときに見つけたのが、地元の総合病院での医療事務の求人。
しかも「未経験OK」「教育体制あり」と書かれていて、「私にもチャンスがあるかもしれない」と思えました。
医療の現場は未知の世界で、「本当にやっていけるのかな…」という不安はありましたが、
それよりも、地元で誰かをサポートできる仕事に就きたいという気持ちの方が強くなっていったのを覚えています。
💡ワンポイントアドバイス
「誰かの役に立ちたい」「地元で働きたい」という気持ちは、医療事務に向いているサイン。
きっかけは小さくても、それがあなただけの立派な志望動機になりますよ。
※あとで詳しく「採用されやすい志望動機と面接対策」もご紹介しますね。
救急外来(当直業務)の仕事内容と1日の流れ
〜未経験スタートの私が経験した「夜勤のリアル」〜
医療事務として働き始めてすぐ、私は地元の総合病院の救急外来に当直勤務として配属されました。
勤務時間は、夕方17時から翌朝8時半まで。初めての夜勤は、不安と緊張でいっぱいでした。
夜の病院で任された主な仕事
昼間と違い、夜の救急外来はスタッフも少なく、より一人ひとりの動きが重要になります。
私が担当していた業務は以下のようなものでした:
- 救急車で搬送された患者さんの受付対応
- 付き添いのご家族への聞き取り(患者さんの名前・生年月日、受診歴など)
- 電子カルテの確認と診療費の計算
- 診察後の会計処理や明細書の作成
とくに、ご家族の方が動揺しているケースが多く、丁寧で落ち着いた対応が求められました。
「受付での対応が落ち着いていたおかげで安心しました」と言っていただいたときのことは、今でも印象に残っています。
💡 ワンポイントアドバイス
最初は不安でも、「ゆっくり話す」「はっきり伝える」だけで、信頼感はしっかり伝わりますよ!
当直業務の1日の流れ(夜勤スケジュール例)
私の当時のシフトは17:00〜翌8:30でした。
夜間は交代で仮眠時間が設けられていましたが、仮眠中の時間帯は基本的に1人で受付を担当します。
どうしても手が足りないときは、仮眠しているスタッフを起こしてフォローをお願いする形でした。
時間帯 | 業務内容 |
17:00 | 引き継ぎ・受付カウンターの準備 |
18:00〜22:00 | 救急患者の受付対応、会計処理、カルテ確認 |
22:00〜翌2:00 | 交代で仮眠(1人で受付対応、必要時に応援依頼) |
2:00〜6:00 | 救急患者の受付、記録、会計処理など |
6:00〜8:00 | 朝の片付け、日勤スタッフへの引き継ぎ |
8:30 | 勤務終了 |
仮眠時間があったとはいえ、救急搬送が続くとすぐに対応に戻る必要があるのが当直のリアルです。
夜間は予期せぬ対応も多く、「落ち着いて、状況を整理する力」がとても鍛えられました。
未経験でも安心!最初の2〜3ヶ月で覚えたこと
〜少しずつ、できることが増えていく安心感〜
医療事務として働き始めてすぐの頃は、**「何がわからないかも、わからない」**という状態でした。
それでも、毎日の業務を通じて、少しずつ知識と経験が積み重なっていったのを覚えています。
最初の数ヶ月で覚えた基本の業務
最初の2〜3ヶ月間で、主に覚えたのは以下のような内容です:
- 保険証の確認方法(社保・国保・自費などの違い)
- 受付の流れと必要な声かけ(名前の聞き取り・診察券の確認など)
- 診療費の計算のしくみ(点数→金額への変換)
- 患者情報の管理とカルテの準備
- 救急受付での初動対応とご家族への聞き取り
最初は先輩の真似をすることからスタートし、少しずつ自分で判断できる場面が増えていきました。
💡 ワンポイントアドバイス
覚えることが多くて焦るかもしれませんが、「今日はこれだけできた」と小さな成長を実感することが大切!
ノートに“できたことリスト”を作るのもおすすめですよ。
自分なりの工夫も役立ちました
- 「すぐメモに残す」を習慣にする
→ メモを見返すだけで復習ができて安心感に - メモは“あとで見返せるように”整理しておく
→ ごちゃごちゃのままだと、いざという時に見返しても分かりづらく、対応に困ることも。
**「項目ごとにページを分ける」「ラベルを貼る」「色分けする」**など、あとで自分が見やすい工夫がカギです! - 朝と夜に5分だけ復習タイムをとる
→ 忙しくても、頭の中を整理する時間があると落ち着けました - わからないことは、その日のうちに聞く
→「あとで聞こう」は忘れてしまうので、タイミングを逃さないように意識しました
「わからない=悪いこと」ではなく、**「知ろうとする姿勢が大事」**ということに気づいてから、気持ちも楽になりました。
この時期は、「できることが増えるたびに自信がつく」成長の時間です。
先輩に支えられた教育体制のリアル
〜「教えてもらえる環境」って、こんな感じでした〜
医療事務の仕事は、病院や配属先によって教育のスタイルが少しずつ異なります。
マニュアルがしっかり用意されているところもあれば、先輩スタッフがついてOJT(実務を通じた研修)で教えてくれる職場もあります。
私の場合は、受託会社を通して配属された総合病院の救急外来で、現場の先輩が丁寧に指導してくださいました。
最初は「マンツーマン」でのフォローから
- 出勤すると、その日の担当の先輩が一緒に業務に入ってくれる流れになっていました。
- 分からないことはすぐに聞けて、その場で教えてもらえるので、「覚えることが多いのに一人じゃない」という安心感がありました。
💡 ワンポイントアドバイス
求人票に「OJTあり」「未経験スタートのスタッフ多数在籍」と書かれている場合は、こうした丁寧な教育体制が期待できます。
応募前に確認しておくと安心です!
病院によっては「研修マニュアル」が整っていることも
- とくに大きな病院では、業務ごとにマニュアルが用意されている場合もあります。
- 私が働いていた病院にも簡単な業務フローがあり、「まずこれから覚えていってね」と、段階的に仕事を教えてもらえました。
💡 ワンポイントアドバイス
マニュアルがあっても、やっぱり現場で覚えるのが一番!
「最初は分からなくて当たり前」と思って、焦らず少しずつ覚えていきましょう。
どんな職場でも共通して大事なのは「聞く力」
教育体制が整っていても、やっぱり大事なのは「分からないことをそのままにしないこと」です。
私も最初は、「何度も同じことを聞いたら迷惑かな…」と気にしていました。
でも先輩から「聞いてくれた方が助かるよ」と言われてから、素直に質問できるようになりました。
💡 ワンポイントアドバイス
先輩に聞くときは、「ここまで自分で調べたんですが、ここが分からなくて…」と伝えると印象もアップします!
✅ まとめ
・「誰かの役に立ちたい」気持ちで医療事務へ、救急外来の当直業務に配属
・未経験でも、丁寧な指導と自分なりの工夫で少しずつ業務を習得できた
・教育体制や「聞く力」が、未経験者の成長にとって大きな支えになると実感
第3章|未経験から伸びる!医療事務の仕事と成長ステップ
「医療事務って、どんなことをやるの?」
「専門的で難しそうなイメージがあるけど、未経験でも本当に覚えられるの?」
そんな不安を感じていた私が、実際に現場で仕事を覚えていく中で気づいたのは、
“いきなり完璧にこなせる必要はない”ということでした。
ここでは、「未経験から医療事務を始めたら、どんな流れで仕事を覚えていけるのか?」
私自身の体験をもとに、リアルな仕事内容と成長の段階をお伝えします。
第3章|未経験から伸びる!医療事務の仕事と成長ステップ
第3章|未経験から伸びる!医療事務の仕事と成長ステップ
医療事務というと「資格が必要」「レセプトが難しい」と思われがちですが、
実は、多くの医療機関では未経験者に合わせた“成長の順番”が用意されています。
最初は受付や案内などの簡単な業務からスタートし、
慣れてきたら少しずつ、会計業務やカルテの確認、診療費の計算などを任されるようになるんです。
💡 ワンポイントアドバイス
最初は「できないこと」が多くて当たり前。
大事なのは、“1つできるようになったこと”をちゃんと自分で認めることです!
覚える順番と安心ポイント
私の職場では、未経験者に対してこういった段階を踏んで指導してくれました:
- 最初の2週間
→ 受付でのご案内、保険証のチェック、名前の聞き取りなど - 3週間〜1ヶ月
→ 保険の種類や対応の仕方を覚えながら、会計処理の見習い - 2ヶ月以降
→ 電子カルテの内容を確認して診療費を計算する業務にも挑戦
こうして「自分が何を理解して、何がまだわからないのか」が少しずつ整理されていきました。
💡 ワンポイントアドバイス
“順番に覚える仕組み”がある職場なら、焦らず安心して成長できます。
応募時に「教育体制あります」と書かれている求人を選ぶのがコツです。
メモ → 整理 → 実践!私なりの覚え方
現場では、「とにかくメモしておくこと」が大切だと何度も言われました。
でも、ただ書くだけじゃなくて、
- 業務後にポイントを整理してまとめ直す
- よく出てくる単語や処理の流れを“マイルール”で図解
- 「次に同じことが起きたらこうする」と自分なりの対策を書き足す
というふうに工夫することで、“その場しのぎ”ではなく“自分の知識”として定着していきました。
💡 ワンポイントアドバイス
メモは「未来の自分を助ける道具」!
パッと見て思い出せるように、整理しておくと本当に役立ちます。
教育体制は病院によって違う
ちなみに、教育体制は職場によって様々です。
- 教育担当者がついてマンツーマンで教えてくれるところ
- OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で少しずつ実務を学んでいくスタイル
- 先輩スタッフ全員でローテーション的に教えてくれるところ など
私の職場では、「困ったときは、誰に聞いてもいいよ」と言ってもらえたことが、とても安心材料になりました。
💡 ワンポイントアドバイス
求人票や面接時に「教育の進め方」や「未経験者がどれくらい活躍しているか」を聞いてみるのもおすすめですよ。
✅ まとめ
・医療事務は未経験でも段階的に覚えていける“成長型”の仕事
・「できることを1つずつ増やす」ことが、自信とやりがいにつながる
・自分なりのメモ術や職場の教育体制が、安心して成長するカギになります
第4章|当直から日勤へ|医療事務で業務の幅を広げるコツ
未経験で医療事務を始めると、「何から覚えたらいいの?」「どこまでできれば一人前?」と不安になりますよね。
ここでは、私が当時経験した仕事内容や、ステップアップの流れについてお話しします。
日勤へ異動したワケと1日の流れ
私は2年ほど、救急外来での当直業務を担当していました。
夜間・休日の緊張感のある現場でしたが、その分たくさんの経験を積むことができたと思います。
ただ、続けていくうちに「もっと他の業務も覚えたい」「業務の幅を広げたい」という気持ちが強くなってきました。
それと同時に、**「家族との時間も大切にしたい」**という思いもありました。
夜勤だとどうしても生活リズムが合わず、家族とすれ違う日も多くなります。
日中の勤務に変えれば、家庭とのバランスを取りながら、医療事務としての成長も目指せると思い、上司に相談し、日勤への異動が決まりました。
日勤では、外来受付や保険証の確認、診療費の計算など、より多くの患者さんと関わる業務が中心になります。
📌 ある1日のスケジュール(例)
時間帯 | 業務内容 |
8:30 | 出勤・朝礼・受付準備 |
9:00〜12:00 | 外来受付、保険証確認、患者案内 |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜17:00 | 会計処理、カルテ準備、書類の整理 |
17:00〜 | 申し送り・退勤 |
当直の時間帯とは異なり日中は来院数が多く、スピード感のある丁寧な対応が求められます。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 忙しい中でも「丁寧に向き合う姿勢」が大切!焦らず、でもきちんと、を心がけるだけで信頼につながります。
少しずつ広がる業務範囲
日勤に移ってからは、受付対応を中心に、徐々に診療費の計算や内容確認など、より細かな業務にも携わるようになりました。
ただ正直なところ、当直業務と日中の外来対応では、動き方や患者さんとの接し方も全く違うため、最初は戸惑いもありました。
夜間の救急外来では「限られた人数で臨機応変に動く」ことが求められていたのに対して、日勤では「決められたフローで、確実に処理する」ことが重視される印象です。
それでも、少しずつ「今できること」を丁寧にこなしていくうちに、自然と次の業務にも手が伸びるようになりました。
医師や看護師が記録したカルテの内容を確認し、処理・算定業務を行う場面は多くありました。
メモは“整理”までが仕事!
最初はひたすらメモを取る日々でしたが、見返すときに「どこに何を書いたか分からない…」と焦ることも多くて(笑)
そこで、付箋を使って分類したり、項目ごとにノートをまとめたり、“見やすい整理”を意識するようにしました。
その工夫だけで、業務中の安心感がまったく違ったんです。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 環境が変わると誰でも最初は戸惑います。でも、焦らず「一つずつ丁寧にやる姿勢」を大切にすれば、ちゃんと成長できますよ!
✅ まとめ
- 当直業務を経て、「もっとできることを増やしたい」という思いで日勤に移行。
- 最初はギャップに戸惑ったけれど、丁寧に一つずつ覚えることで乗り越えられました。
- 焦らず、毎日少しずつ成長していく姿勢が、医療事務の現場ではとても大切です。
第5章|未経験でも安心!医療事務の具体的な仕事内容
「医療事務って、受付するだけ?」と思っている方も多いかもしれません。
実際には、以下のように業務は多岐にわたります。
- 外来受付業務:患者さんの来院受付、保険証の確認、診察券の発行など
- 会計業務:診療後の支払い案内、現金の取り扱い(自動精算機の補助は病院によって異なります)
- カルテ管理・入力補助:電子カルテの閲覧、記載内容の確認など
- 診療費の計算・点数算定:診療行為に応じた医療費の計算(※実際の入力は行わないことも)
- レセプト業務:診療報酬請求のための明細書(レセプト)作成とチェック
これらは一度にすべて覚えるのではなく、受付 → 会計 → 外来計算 → レセプト業務と、ステップを踏んで身につけていきます。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 医療事務は、幅広く見えて実は“順番に覚えられる”仕事です。「最初から全部やろう」としなくて大丈夫!
レセプト業務ってなに?どのくらい難しいの?
レセプトとは、「この診療でいくらかかりました」という明細書のようなもの。
病院が健康保険組合などの「保険者」に対して診療費を請求するために使います。
📌《用語の補足》
保険者(ほけんじゃ)とは、健康保険証を発行している団体のこと。
たとえば会社員の方なら「全国健康保険協会(協会けんぽ)」や「健康保険組合」、自営業の方なら「国民健康保険」などです。
レセプトは毎月10日に提出するもので、点数や内容のミスがないか細かくチェックします。
私の職場では、最初からレセプトを任されることはなく、業務に慣れてから徐々に担当する形でした。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 最初は受付や会計業務から入って、業務の全体像を理解してから「レセプト業務」にステップアップするのが一般的ですよ。
医療用語・制度はどこまで覚える?
未経験から始めると、「カルテに知らない言葉がいっぱい…!」と戸惑うこともあります。
でも、最初から完璧に理解している必要はありません。
まず覚えておくと安心なのは、以下のような基本知識です:
- 診療科の種類(内科・外科・整形外科など)
- 保険制度の違い(社保・国保・自費)
- 初診と再診の違い
- 診療報酬点数の仕組み(診療行為ごとに「点数」が決まっている)
これらは実際の業務で触れながら、少しずつ身についていきます。
💡 ワンポイントアドバイス
→ わからない用語は「用語メモ」を作っておくと便利!あとで見返したときの時短になりますよ。
私の日勤スケジュール(例)
私が日勤に移行してからは、こんな流れで働いていました。
時間帯 | 業務内容 |
8:30〜 | 出勤、受付の準備・朝礼 |
9:00〜12:00 | 外来患者の受付・案内・保険証確認など |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜17:00 | 会計処理、書類整理、算定業務の補助など |
17:00〜 | 当直へ申し送り、退勤 |
最初はバタバタと時間が過ぎていく感覚でしたが、数週間で少しずつ余裕が出てきて、自分なりのリズムが掴めるようになりました。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 最初は「今日も乗り切れた!」だけでも立派な成長。焦らず、自分のペースで前に進めばOKです!
✅ まとめ
- 医療事務は幅広い業務があるけれど、受付から一歩ずつ覚えていけばOK!
- 専門知識や医療用語も、現場で少しずつ慣れていけば大丈夫。
- 未経験でも、日々の積み重ねで“できること”が増えていく感覚がやりがいにつながります。
第6章|未経験でも伝わる!医療事務の志望動機と面接対策
「資格も経験もないけど、本当に採用されるのかな…?」
そんな不安を感じている方にこそ伝えたいのが、志望動機や面接で大切なのは“うまく書く・話す”ことよりも、あなた自身の“想い”や“姿勢”だということです。
志望動機は“小さなきっかけ”でOK
私が医療事務を目指した理由も、「誰かの役に立ちたい」という想いからでした。
前職ではやりがいを感じにくく、「このままでいいのかな」とモヤモヤしていた時期に、未経験OKの求人を見つけて応募しました。
大きなきっかけがなくても、自分の中でふと湧いた気持ちや違和感が原点でもまったく問題ありません。
“必要とされたい”“支える側に回ってみたい”という気持ちも、立派な志望理由になります。
💡 ワンポイントアドバイス
→「何となくやってみたい」でも大丈夫!その“何となく”を掘り下げてみると、ちゃんと伝わる言葉になりますよ。
採用担当が見ていたポイント
私は実際に、現場で働きながら面接に同席し、新人の書類選考にも関わったことがあります。
その経験から感じたのは、未経験でも「この人と一緒に働きたい」と思える方は必ず通過するということでした。
特に印象に残ったのはこんな方です:
- あいさつが明るく、ハキハキしている
- わからないことを「教えてください」と言える
- 飾らず、自分の言葉で話してくれる
スキルや資格よりも、素直さや前向きさ、人と関わる姿勢の方がずっと大事なんです。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 面接で評価されるのは“うまい答え”より、“一緒に働く姿が想像できるか”です!
よく聞かれる質問と答え方のヒント
質問 | 回答のヒント |
「なぜ医療事務を選んだのですか?」 | きっかけ+その職場の魅力や方針への共感 |
「未経験でも大丈夫ですか?」 | 不安+努力する姿勢や覚悟を伝える |
「どんな働き方を希望しますか?」 | ライフスタイルに合わせた希望+協調性 |
面接で聞かれることは、ほとんどが「あなたがどういう人か」「どんな姿勢で働こうとしているか」に関することばかりです。
たとえば私は、「まだまだ分からないことは多いですが、一つひとつ覚えていきたいと思っています」と素直に伝えました。
その誠実さが伝わったのか、「安心して任せられそうですね」と面接官に言ってもらえたのを覚えています。
💡 ワンポイントアドバイス
→ 迷ったときは、“うまく言おうとしないこと”が一番のコツです!
履歴書を書くときのコツ
履歴書の志望動機欄も、「なぜ医療事務?」「なぜこの職場?」がしっかり伝われば問題ありません。
たとえば、こんな構成がシンプルでおすすめです。
- 医療事務に興味を持ったきっかけ
- 未経験でも挑戦しようと思った理由
- 応募先を選んだ理由(求人や理念に共感した点)
- 前職の経験がどう活かせるか(例:接客・チームワークなど)
💡 ワンポイントアドバイス
→「〇〇を学びたい」より「学んだことをどう活かしたいか」を書くと好印象!
✅ まとめ
- 志望動機は“等身大の自分”でOK。大きな理由よりも「素直な思い」が大切です
- 面接で見られるのは、スキルよりも「人柄」と「学ぶ姿勢」
- 採用担当としても、“一緒に働きたい人かどうか”を一番に見ていました!
第7章|失敗しない!医療事務求人の選び方&チェックポイント
「どの求人に応募すればいいのかわからない…」という不安、よくありますよね。
とくに未経験・無資格だと、「本当にここで働けるのかな?」と感じやすいものです。
そんなときは、次のような【表記】を確認するのが第一歩です。
- 「未経験歓迎」
- 「無資格OK」
- 「教育体制あり」
- 「OJT(先輩が教えてくれる制度)あり」
- 「異業種からの転職者活躍中」
📌 ワンポイントアドバイス
→ 求人の中に「未経験から始めたスタッフ多数」と書いてあれば安心!“あなたと同じスタートの人”がいる職場は心強いですよ。
不安を減らす教育体制の確認
医療事務の仕事は、初めて聞く言葉やルールがたくさん。
でも、「入社後にちゃんと教えてくれる職場」なら、そんな不安も乗り越えられます。
【教育体制がしっかりしている求人の見分け方】
- 「マニュアル完備」「OJT制度あり」と書かれている
- 「未経験スタートのスタッフが多い」と明記されている
- 「教育担当者がつきます」などの記載がある
💡 ワンポイントアドバイス
→ 面接時に「未経験でも安心して働ける理由」を聞いてみるのもアリ!質問する姿勢も好印象です。
仕事内容が具体的に書かれている求人を選ぶ
「医療事務」といっても、実はいろんな仕事があります。
仕事内容がざっくりしか書かれていない求人だと、入社してから「こんなこともやるの⁉」と戸惑うことも。
【チェックすべき仕事内容の例】
- 外来受付
- 保険証の確認
- 会計業務(診療費の計算やお金の受け渡し)
- 書類整理・カルテ管理
- 電話応対(※最初は任されない場合もあり)
💡 ワンポイントアドバイス
→ 自分が「できそう」と思える業務が書いてある求人を選ぶと、不安が少なくなります!
勤務時間と配属部署も要チェック
同じ医療事務でも、配属先や勤務時間帯によって仕事内容がガラリと変わります。
【例】
- 外来受付:日中がメイン、患者さん対応が多め
- 救急外来(当直):夜間・休日の対応、緊急性が高いことも
- 会計窓口:診療後の会計計算などが中心
また、「日勤のみ」なのか「シフト制」なのかも要チェック!
💡 ワンポイントアドバイス
→ 生活リズムや家庭とのバランスを考えるなら、「日勤のみ」からスタートするのがおすすめです。
口コミレビューで職場のリアルを知る
求人票には書かれていない「職場のリアルな雰囲気」を知るには、口コミを活用するのも手です。
- Googleマップの病院レビュー
→近場であれば、実際に見に行くことで雰囲気が分かるかも - 求人サイト内の社員インタビュー
- SNS(XやInstagramなど)で職場の様子を検索
💡 ワンポイントアドバイス
→ 「新人へのサポートが丁寧」「教育体制に満足」など、ポジティブな口コミが多い職場は安心です!
✅ まとめ
- 求人選びのコツは「未経験OK」「教育体制あり」の明記を見逃さないこと
- 仕事内容や勤務時間が具体的に書かれている求人を選べば安心!
- まずは“自分でもできそう”と思える職場を探してみましょう
第8章|採用につなげる!医療事務の履歴書&面接テクニック
医療事務に挑戦したい気持ちはあるけれど、
「資格も経験もない私が、どうやってアピールすればいいの?」
そんなふうに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫。大切なのは、“今できること”を正直に伝えることと、「学びたい」という意欲を見せることです。
私自身、採用担当をしていた経験がありますが、履歴書や面接で見ていたのは、その人の姿勢や人柄でした。スキルや経験よりも「一緒に働きたい」と思えるかどうかが大事なんです。
志望動機は「誰かの役に立ちたい」で十分
志望動機を考えるとき、「特別な理由がないとダメかな?」と悩む方もいます。でも、そんなことはありません。
たとえば私は、「人の役に立ちたい」「安心して通える場所をつくる仕事に関わりたい」という気持ちから、医療事務を志しました。
💡 ワンポイントアドバイス
「こんな気持ちじゃ弱いかな…」と思うような理由でも、あなたにとっての“素直な気持ち”なら十分伝わりますよ!
履歴書に書くべき3つのポイント
履歴書では、以下の3つを意識すると、読みやすく、伝わりやすくなります。
- 医療事務に興味を持ったきっかけ
例:「人と関わる仕事が好きで、医療を通して誰かの力になりたいと思いました」 - 未経験でも挑戦したいと思った理由
例:「未経験歓迎と書かれていたこともありますが、何より“挑戦したい”という気持ちが強く、自分で学びながら成長したいと思いました」 - 自分の経験や性格で活かせること
例:「前職の接客経験で、相手の立場に立った対応を大切にしてきました。医療現場でも、その姿勢を活かしたいと思っています」
面接では「受け身」ではなく「前向きな学びの姿勢」を伝える
面接で見られているのは、“完璧な答え”ではなく、“どんな気持ちで仕事に向き合いたいか”です。
よくある質問と答え方の例:
- 「なぜ医療事務を選んだのですか?」
→「人の役に立つ仕事をしたいと考えていたとき、受付やサポートの仕事を通して患者さんを支えられる医療事務に魅力を感じました」 - 「未経験でも大丈夫ですか?」
→「覚えることは多いと思いますが、教わったことを素直に吸収して、少しずつ成長していきたいです」 - 「どんな働き方をしたいですか?」
→「最初は日勤で仕事に慣れながら、将来的には幅広い業務にも挑戦したいと考えています」
💡 ワンポイントアドバイス
「未経験ですが…」と下を向かずに、「だからこそ学ぶ意欲を大切にしています」と前向きな姿勢を伝えてみてくださいね。
採用担当として伝えたいこと
私は以前、採用側として応募書類を見たり面接を担当した経験があります。
そのときに感じていたのは、「うまく話すこと」よりも、「この人はきっと頑張ってくれそう」という安心感が大切だということ。
- 丁寧に挨拶ができるか
- 目を見て話せるか
- 相手の質問をちゃんと聞けるか
こうした“基本的なこと”を大事にできる人は、現場でも自然と信頼されます。
💡 ワンポイントアドバイス
自信がなくても大丈夫!大切なのは、「人として感じが良いな」と思ってもらえることです。
✅ まとめ
医療事務の採用では、スキルや知識以上に、「人柄」と「姿勢」が大切にされています。
志望動機では、特別な理由よりも「誰かを支えたい」という気持ちが伝わればOK
履歴書や面接では、自分の強みと一緒に「どう成長したいか」を語る
不安があっても、素直に「学びたい」と言えることが、最大の武器
あなたの“今の気持ち”を大切にしながら、自分らしく伝えてみてくださいね。
第9章|医療事務でよくある疑問をFAQで解決!
Q1. 本当に資格も経験もなくても、医療事務として働けますか?
はい、大丈夫です!実際に私も資格ゼロ・未経験からスタートしました。
大事なのは「やってみたい」という気持ちと、「分からないことを素直に学ぶ姿勢」。
最近は未経験者を歓迎する求人も増えているので、安心して一歩踏み出せますよ。
Q2. 医療事務って難しい仕事なんじゃないの?
最初は戸惑うこともありますが、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。
特に医療用語や制度の部分は慣れるまで時間がかかりますが、周りの先輩がフォローしてくれる
Q3. 正社員として働けるチャンスってあるんですか?
もちろんあります!
最初はパートや契約から始める方も多いですが、現場での働きぶりが評価されれば正社員登用の道も開かれます。
「長く働きたい」「仕事を覚えたい」という思いは、しっかり伝えていきましょう。
Q4. 医療事務に向いているのはどんな人ですか?
「気配りができる」「人と関わるのが好き」「コツコツ頑張れる」
——そんな方にはぴったりのお仕事です。
話すのが得意じゃなくても大丈夫。
大事なのは「相手の立場に立って考えられるか」「丁寧に対応できるか」です!
Q5. 求人はどうやって探せばいいですか?
まずは【未経験歓迎】や【無資格OK】の表記があるものをチェックしてみましょう。
そのうえで、教育体制や働く時間、仕事内容が自分に合っているかを見ていくと、自分にぴったりの職場に出会えるはずです。
📎 おすすめ求人サイト:
第10章|まとめ|医療事務 未経験・無資格からの挑戦こそ強みになる
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
最初は、
「本当に私にできるのかな…」
「資格も経験もないし、採用なんてされないかも」
そんな不安をたくさん抱えていたかもしれません。
でも、大丈夫です。
医療事務は「完璧な知識」よりも「まっすぐな思い」や「丁寧な対応」が大切にされるお仕事です。
✅ この記事で伝えたかったこと
- 資格がなくても、未経験でも、医療事務は始められるということ
- 「誰かの役に立ちたい」という気持ちは立派な志望動機になるということ
- 現場で学びながら、少しずつ成長できる環境があること
- あなたの“人柄”こそが最大の強みになること
📩 最後に|「ちょっと応募してみようかな」と思えたあなたへ
ここから先は、あなたの一歩です。
- 求人を見てみる
- 資料請求をしてみる
- 医療事務にチャレンジしてみる
どんな一歩でも、挑戦の気持ちは本当にすばらしいことです。
**「誰かの役に立ちたい」**という思いがあるなら、医療事務の世界はきっとあなたを必要としてくれます。